Mental Conditioning Program2

ボールカウント
(日本式)
ピッチャーの心得
0-0 相手が何を狙い、どんな打ち方をしてくるのかわからないので、打者が積極的なタイプか、消極的なタイプか、常に分析しておく.カーブ系のストライクを見逃す打者が意外と多い(ただし、一定のクセを作らない限り).
0-1 初球を投じたときの打者の反応をよく見ておく.どうしてもストライクを稼ぎたいカウント(0-2にしないこと).打者が消極的になるカウントでもある.
0-2 0-1よりもさらに打者が消極的になる.しかし、打者が好きなコースに的を絞っているケースが多いので、真ん中ストレートを不用意に投げない.
0-3 打者が打ってくるかどうか察知すべし.
1-0 内角への速い捨て球(見せ球)を使うチャンス.その球に対する反応で次の投球を考える.
1-1 打者が打ち気満々のカウント.誘い球は低めのコースいっぱいが効果的.内角勝負もいい.
1-2 1-1よりもさらに打ち気.ゴロを打たせることを考えるべし(相手の気負いを利用する).投手にとって不利なカウントであることを忘れてはいけない.
1-3 長距離打者は投手の投球・スピード・配球に慣れ、狙い球を絞ってくる.ストライクが取れるカウント球が2種類以上必要.
2-0 一気に勝負に出るか、ボールで誘うか、決断をはっきりしてから投球すべし.勝負をする場合は、もちろん勝負球を使う.
2-1 あと3球投げられる余裕がある.空振りゾーン、凡打ゾーンを利用して勝負に出る.
2-2 完全に勝負球を使って打ち取る.2-3にしないように心懸ける.
2-3 ストライクが投げられ、しかも打者を打ち取れる球が必要.一塁が空いている、または次の打者と比較して歩かせても大丈夫なケースでは、ボール球(誘い球)で空振りを狙う手もある.